中国の王毅外相と米国のジェイク・サリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は、台湾と南シナ海の問題だけでなく、両国指導者間の交渉の可能性について意見交換した。
両当局者は火曜日と水曜日に北京で会談した。
中国外務省によると、王氏は安定した二国間関係の構築を呼びかけた。同氏は、中国と米国は関係を正しい方向に保ち、衝突や紛争を回避すべきだと述べたという。
同省はまた、王氏が米国に対し、台湾への武器売却をやめ、中国の平和的統一を支持するよう求めたと述べた。同氏はまた、南シナ海におけるマニラと中国との紛争に関するフィリピンの行動を米国は支持すべきではないと強調した。
中国側によると、サリバン氏は米国は中国との戦略的コミュニケーションを維持し、誤解を減らすことを望んでいると述べた。
伝えられるところによると、両当局者は近い将来の両国首脳間の新たな交流について話し合い、適切な時期に双方の軍高官間のビデオ会談を行うことで合意したという。
米中首脳会談が開催されれば、昨年11月にサンフランシスコ近郊で開催されて以来となる。