日曜の東京マラソンでは、ケニアのベンソン・キプルト選手とエチオピアのスツメ・ケベデ選手が、男女それぞれのレース記録で優勝した。
キプルトは最終ステージで同胞のティモシー・キプラガトを破り、2時間2分16秒でゴールした。
キプラガトは2時間2分55秒で2位となり、ヴィンセント・キプケモイは2時間4分18秒でケニア人として表彰台を獲得した。
日曜日に東京で行われた男子マラソンでケニアのベンソン・キプルトが優勝した。 写真:山崎雄一/Pool via AP
9位の西山祐介選手は、日本陸連が定めた五輪出場目標の2時間5分50秒に届かず、日本人選手として初めて2時間6分31秒でゴールした。
この結果により、2度のオリンピック出場選手である大迫傑が、10月のマラソングランドチャンピオンシップで3位に入って以来、今夏のパリ大会で男子マラソンの3番目で最後の日本人スタート枠を獲得することになる。
西山さんは「予選タイムを破らなければ意味がない」と涙を流した。 「私の目的地はパリだけだったので、他の目的地を想像するのは難しいです。」
エチオピアのスツメ・アセファ・ケベデが日曜日の東京マラソン女子レースでの勝利を祝う。 写真:山崎雄一/Pool via AP
女子レースではケベデが2時間15分55秒で優勝し、2位は前回優勝者のローズマリー・ワンジル(ケニア)、3位はエチオピアのアマネ・ベリソ・シャンクルだった。 6位の新谷瞳は2時間21分50秒で日本女子最速だった。
キプラガトがペースを決め、残り約10キロでキプルトが追いついた。 二人は日本の首都を首をひねって走り、東京駅前のゴールに近づいたところでキプラガトが別れるまで続いた。
32歳のキプルトは、まだ発表されていないケニアオリンピックチームへの立候補を確定させ、史上5番目に速いマラソンランナーとなった。
2022年の東京マラソンで前回の記録を樹立したオリンピック2連覇のエリウド・キプチョゲは2時間6分50秒で10位に終わった。 39歳のケニア人は序盤リードしたが、ハーフタイム前に失速した。
「体調は十分だったが、レース中盤で何かが起こった」とキプチョゲは語った。 「今はオリンピックについて何かを言うのは時期尚早だと思う。 戻ってリラックスしてトレーニングを始めるつもりだ」
日曜日のレースは、ケニアのマラソン世界記録保持者ケルビン・キプタムが母国で交通事故で24歳で亡くなったことに国際陸上競技界が衝撃を受けてから1か月も経たないうちに開催された。
新星は10月のシカゴマラソンで2時間00分35秒の世界記録を樹立し、パリでは元世界記録保持者のキプチョゲとともに金メダルに挑戦すると期待されていた。
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