東京 — 保健省は4月16日、日本で未使用の新型コロナウイルス感染症ワクチン約2億4,415万回分(推定購入価格約6,653億円(約43億ドル))が廃棄されていると明らかにした。
同省ワクチン担当者は「当時の状況に応じて必要なワクチンを購入しており、無駄だったとは考えていない」と述べた。
厚生労働省によると、コロナワクチンは約9億2840万回分購入した。 このうち、3月末時点で国内に配布されたワクチンは4億3619万本。 残りの一部は他の国や地域に供給されたが、政府は残りの投与を拒否することを決定した。
廃棄予定の2億4415万回分の単価は契約上の理由で据え置かれたが、毎日新聞は予算額を契約数で割って推定単価を2725円(約18ドル)と算出した。
武見敬三厚生労働大臣は4月15日の下院行政監査監視委員会で、「ワクチン獲得をめぐる世界的な競争の中、ワクチンを望むすべての国民に届けるため、海外で製造されたワクチンの購入を急いだ。 予防接種を受けるためです。」
日本にはメッセンジャーRNAワクチンを開発するための研究拠点がなかったため、「どれだけお金をかけても製造できないというかなり悲惨な状況にあった」と指摘した。 さらに「これが今回われわれが学んだ最大の教訓だ」と付け加えた。
【上足俊介】