日本の環境大臣は、政府は人間の健康に対する水銀の影響について2年以内に調査を開始すると述べた。
伊藤慎太郎環境大臣は月曜日、水銀中毒が原因で発生する水俣病に苦しむ人々との会合の中で発表した。
この会議は、この病名の由来となった日本の南西部、熊本県水俣市で開催された。
水俣病当事者ら6団体が参加した。
伊藤氏は、政府は水銀の健康への影響を評価するために客観的と考えられる調査方法を使用すると述べた。
これらの団体は、政府が個人を検査する方法は時間がかかりすぎると主張している。
過去の検査結果を活用した効果的な調査を早急に実施するよう政府に求めた。
また、水俣病が報告されている不知火海沿岸の全住民を対象としたアンケート調査の実施も政府に求めた。
これに対し、伊藤氏は、政府は団体が提案した手法を検討し、より広い観点からこの問題をさらに検討すると述べた。
一部の参加者は、計画されている調査がすべての沿岸住民を対象とするわけではないため、健康被害の全容が明らかにならないのではないかと懸念していると述べた。
調査の期限を明確にするよう求める意見もあった。
月曜日の会議は、以前のグループとの会議に続き、同省職員が参加者の発言中に参加者のマイクをミュートにした。 その後、伊藤氏は謝罪した。
大臣は別の公務で一時東京に戻った後、水曜日に水俣に戻り、グループと懇談する予定だ。
木曜日には水俣病が報告されている海域の島を訪れ、別のグループと話をする予定だ。