グランプリシリーズ4度のメダリストである紀平梨花が、右足首の疲労骨折がまだ完全には治っていないため、来季のフィギュアスケートシーズンを欠場することが水曜日に発表された。
紀平さんは、最近のMRI検査の結果、足首は治癒しつつあるものの、「全力で自信を持って」走れる状態にはまだ達していないことが示されたと述べた。 2026年のミラノ・コルティナオリンピックまであと1年余りとなった紀平は、長年コーチを務めたブライアン・オーサーと相談し、競技に挑戦することよりも回復とトレーニングに集中することを決めた。
「怪我に過度の負担をかけずに練習、トレーニング、治療を続けていきます。紀平選手は「スキルアップと完全回復を目指して日々努力していきたい」と語った。
フィギュアスケートのシーズンは先週末、イタリアで開催されたロンバルディア杯で開幕した。
米国の世界チャンピオン、イリア・マリンンはオリンピックに向けて邁進し続け、日本のライバルである鍵山優真と佐藤駿を抑えて男子競技で優勝した。女子イベントでは、アンバー・グレンとサラ・エヴァーハートがアメリカ代表としてやや意外な1位と2位を獲得し、アメリカのアイスダンサーのアナベル・モロゾフとジェフリー・チェンが2位となった。
ネーベルホルン杯は今週末ドイツで開催されるが、最初の大きな国際大会はテキサス州アレンで10月18日に開幕するスケート・アメリカだ。これによりグランプリシリーズが始まり、12月5日にフランスで開催されるグランプリフィナーレまでの6つのイベントが行われる。
2019年のグランプリファイナルで優勝し、女子ショートプログラムの当時の世界記録を樹立した22歳の紀平は、オリンピック代表に選ばれるためには追いつくことがたくさんある。 3度の世界チャンピオンである坂本花織選手は金メダル候補の一人であり、同胞の千葉百音選手と島田真生選手もメダル候補だ。
紀平選手は「これからも日々の練習に励み、皆さんの前でのびのびと自信を持って走れる日を楽しみにしています」と語った。 「今シーズンは出場しませんが、これまで受け、そしてこれからも受け続けるサポートと励ましに感謝しています。これからも温かく応援していただければ幸いです。」