保健省は5月8日、2060年までに65歳以上の日本人の17.7%が認知症になる可能性があると発表した。
この予測は、2022 年には認知症患者が約 443 万人であるのに対し、645 万人に増加します。
さらに、2060 年には、65 歳以上の人の 17.4 パーセントに相当する 632 万人の高齢者が、認知症の前段階である軽度認知障害を患うと予想されており、これは約 558 万人から増加します。
2060 年には、日本の高齢者の約 3 人に 1 人が認知機能に問題を抱えていると予想されています。
同省のこれまでの推計では、認知症患者の数は2060年には850万人に達するとのことだった。
九州大学の疫学教授で最新研究の主導者である二宮俊治氏は、喫煙率の低下と高血圧と糖尿病の治療法の進歩により、認知機能の低下が抑制された可能性があると述べた。
最新の調査は2022年度から2023年度にかけて、日本の4地域の高齢者7143人を対象に実施された。
国立社会保障・人口問題研究所の将来推計人口をもとに、認知症などの有病率を推計し、中長期推計を行った。
認知症に関する初の国の法律である認知症基本法が1月に施行された。
政府は今秋までに認知症の人が尊厳を持って暮らせる社会の実現に向けた施策を推進する基本計画を策定する予定だ。