日本政府は、世界民族スポーツ連盟のネクメディン・ビラル・エルドアン大統領に「旭日小綬章」を授与した。
土曜日にアンカラの日本大使館が主催した式典には、ユルマズ・トゥンチ法務大臣、ビラル・エルドアン大統領とその家族、ブルハネッティン・デュラン外務副大臣、飯島勲首相特別補佐官、元トルコ人の勝俣隆彦駐トルコ日本大使が出席した。駐日大使をはじめ多数のゲストが参加しました。
エルドアン大統領は演説の中で日本語で聴衆に挨拶し、この栄誉に対して日本政府と大使館に感謝の意を表した。
同氏はトルコと日本の長年にわたる関係を強調し、両国には豊かな歴史と根深い伝統があると指摘した。
エルドアン大統領は、グローバル化に直面して文化の均質化に抵抗し、独自の文化的アイデンティティを維持することの重要性を強調した。 「世界はこの文化の劣化と画一化の強制に立ち向かわなければなりません」と彼は述べた。
「どの国も自国の文化を保存し、自信を持って提示できるべきです。 トルコと日本はこの哲学の先駆者だと思います。」
現在進行中の紛争に関して、エルドアン大統領は、国際機関がガザ地区の危機を防ぐことができなかったと指摘した。 同氏は、深い歴史的、文化的背景を持つ国々が協力して代替パラダイムの開発に取り組むべきだと提案した。
「世界は西洋文明が生み出す潜在的な混乱に追い込まれるべきではない」と彼は付け加えた。
エルドアン大統領はまた、トルコで日本文化を促進する取り組みについても言及した。 これには、毎年 30 人の生徒を東京に派遣して 1 か月間の日本語コースを受講させる中学校日本語プログラムの設立が含まれます。
同氏は、提携校間のパートナーシップを構築したいとの意向を表明し、創立以来のトルコ日本大学への支援を強調した。
「深い敬意を表します」
勝俣大使はスピーチの中で、日本とトルコの国交樹立100周年を記念してエルドアン大統領に賞を授与できた喜びを述べた。
勝俣氏は「日本政府を代表して、2024年春の授賞式でビラル・エルドアン大統領が『旭日小綬章』を受章したことを心から祝福する」と述べた。
勝俣氏は、伝統的なスポーツを保存し、世界中でその認識を高めるエルドアン大統領の努力を称賛した。 特に、日本の伝統的なアーチェリースポーツである流鏑馬の普及への貢献について言及した。
同氏は、世界民族スポーツ連盟が主催し、日本馬術アーチェリー協会が公演を行ったアンタルヤでの2019年国際民族スポーツフォーラムを思い出し、流鏑馬の世界的な認知度を高めるのに役立った。
勝俣氏はまた、エルドアン大統領が2019年に日本を訪問し、明治神宮で行われた秋の大祭に出席したことにも言及した。
勝俣氏は「流鏑馬に参加することで、エルドアン大統領は日本文化に対する国際的な認識の向上に大きく貢献した」と述べた。 「日本国外への日本文化の普及に対する彼の献身とリーダーシップは深く尊敬されています。」
閉会の辞で飯島特別補佐官は、日本・トルコ関係樹立100周年を認め、このような特別な年にエルドアン大統領に賞を授与できる喜びを表明した。
演説後、勝俣ビラル大使はエルドアン大統領に「旭日小綬章」を正式に授与した。