米航空当局は、ボーイング社がジェット旅客機「787ドリームライナー」に必要な検査を怠った可能性があると通告したことを受け、同社に対する調査を開始した。
米連邦航空局は月曜日、ボーイング社が一部のドリームライナーの翼と胴体が結合する部分の適切な接着と接地を確認するために必要な検査を行ったかどうか調査していると発表した。
FAAは、ボーイングの従業員が同機の記録を改ざんした可能性もあるかどうかも調査していると述べた。
航空安全当局は、同社が4月に不正行為の疑いを自発的に通報したことを受けて調査を開始した。
FAAは、ボーイングが生産中のすべての787型機を再検査しており、同社は「運航中の機材をケアする計画も作成する必要がある」と述べた。
先月、ウォール・ストリート・ジャーナルはボーイングの内部告発者の報告を掲載した。 この関係者は航空当局に対し、同社が787型機をできるだけ早く生産するために製造上の手抜きを行った結果、重要な関節に過度のストレスが生じたと語ったという。
米紙は月曜日、現在世界中で運航しているドリームライナーを検査のために運航停止する必要があるかどうかは現時点では明らかではないと報じた。 しかし同紙は、捜査関係者らの話として、約450人が影響を受ける可能性があると伝えた。
FAAはNHKへの声明で、「捜査が続く中、FAAは空を飛ぶ公衆の安全を確保するために、いつものように必要なあらゆる措置を講じる」と述べた。