- 著者、 ジョアン・ダ・シルバ
- 役割、 経済ジャーナリスト
日本の製薬会社、小林製薬の一部の製品に関連する可能性のある80人の死亡事件の調査が続く中、同社の最高幹部2人が辞任する。
同社は、創業家である小林昭宏会長と小林一正会長が辞任したと発表した。
小林製薬は、この決定は同社の紅麹米発酵製品に関わる問題に対する「経営責任を明確にするため」に行われたと述べた。
同社は3月、顧客から腎臓に問題があるとの報告を受けたとして、自社製品5製品をリコールした。
同社は1月に健康上の問題が報告されていると医師から警告を受けて調査を開始した。 アドバイスを求める顧客向けにヘルプラインも開設した。
影響を受けた顧客は、尿の色の変化、手足のむくみ、倦怠感などの症状を報告している。
小林製薬はその後、工場の1つでカビが生成する潜在的に有毒な酸を発見したと発表した。
これとは別に同社取締役会は「亡くなった方々のご冥福をお祈りし、遺族にお悔やみを申し上げる」と述べた。
「また、当社の顧客およびビジネスパートナーに対し、改めて心よりお詫び申し上げます」と声明で付け加えた。
同社の持続可能な開発政策を担当する山根敏氏が新社長に就任する。
小林昭宏氏は、顧客に生じた損害については責任を負いたいと述べており、補償の可能性については会社に残るつもりだ。
紅麹とは、米を紅紫カビの一種である紅麹で発酵させたものです。 高コレステロールや高血圧のための栄養補助食品として宣伝されていますが、食品の伝統的な着色料としても広く使用されています。