日本のテクノロジー企業富士通は、英国郵便局の支店長らが同社の会計ソフトの欠陥を巡り不当に起訴された不祥事に関連して「賠償金の拠出を含む適切な措置」を取ると述べた。
富士通グループは日本時間木曜日に声明を発表した。 この動きは、富士通幹部が火曜日に英国議会で、同社には被害者に補償する「道義的義務」があると述べたことを受けて行われた。
富士通は「郵便局長とそのご家族に深くお詫び申し上げます」との声明を発表した。
また、富士通はこの問題に関する英国での公開調査の結果に基づいて、どのような措置をとるべきかについて英国政府と協力するとしている。
英国政府は、調査の結果富士通に責任があることが判明した場合、富士通に賠償金の一部の支払いを求めると述べた。
1999年から2015年にかけて、英国の郵便支店長700人以上が、富士通のHorizonソフトウェアが支店から現金が紛失していることを示した後、窃盗、詐欺、虚偽会計の罪で有罪判決を受けた。
英国の裁判所は2019年、郵便管理者らのグループが起こした訴訟でソフトウェアに欠陥があると認定した。
このスキャンダルは、今月初めに英国でこのテーマに関するテレビシリーズが放送されたことを受けて再び脚光を浴びた。