日本の保健省は水曜日、政府が親への支援を改善する措置を講じている中、8年連続で過去最高を記録した日本の出生率が「危機的」であると述べた。
同省が発表したデータによると、日本の出生率(女性が生涯に産むと予想される子供の平均数)は昨年1.20人で、人口維持に必要な子供の数2.1人を大幅に下回った。
この数字は2022年の1.26人から減少しており、人口1億2,400万人のこの国では8年連続の年間減少となっている。
保健省のデータ担当者は「出生率の低下が続いており、危機的な状況だ」と述べた。
同氏は、「経済的不安定や仕事と子育ての両立の困難など、さまざまな要因」が数字の減少に起因すると説明した。
出生率の低下は先進国に共通する傾向であり、日本の出生率は、世界で最も低い出生率の0.72である隣国の韓国よりも依然として高い。
しかし、モナコに次ぐ世界最高齢人口を抱える日本は、差し迫った人口危機を回避するためにベビーブームを促す方法を模索している。
議会は水曜日、親への経済的支援の拡大、保育へのアクセスの改善、育児休暇手当の拡充を目的とした法律改正を承認した。
これは、岸田文雄首相が日本社会にとって緊急のリスクであると強調した出生率を上げるための政府の最新の措置である。
出生率の向上を目指す日本の取り組みの一つに、東京市が開発したマッチングアプリがあり、この夏にリリースされる予定だ。
ユーザーは法的に独身であることを証明する書類を提出し、結婚の準備ができている旨の書面に署名する必要がある。
日本の出会い系アプリでは収入の記載が一般的だが、東京都では候補者の年収を証明する納税証明書が必要となる。
昨年末から無料テストが行われているアプリのサインアッププロセスの一環として、ユーザーの身元を確認するためのインタビューも必要となる。