北京(共同)-日本の武見敬三大臣は金曜日、中国と日本の保健当局者が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック後のワクチンや治療薬の開発を通じて将来の感染症に対応するために協力することで合意したと述べた。
武見氏は3日間の中国訪問を終える前に記者団に対し、同国の雷海超国家衛生健康委員長と新型コロナウイルスの公衆衛生危機から教訓を学び、感染症のパンデミックと闘うには国際協力が「不可避」であるとの見解を共有したと語った。 。
日本の大臣はまた、今年後半に日本が主催する予定のアジアの隣国2カ国に韓国を加えた3カ国保健局長会議に参加するようレイ氏に要請したと述べた。
武見氏は、高齢化社会にどう対処するかについて雷氏と話し合ったと付け加え、中国保健長官はこの問題への東京の取り組みについてさらに学ぶことに中国側の関心を表明した。
2023年、中国本土では2年連続で人口が減少し、出生率は歴史的最低値に達し、世界第2位の経済大国の高齢化が加速した。
昨年9月に厚労相に就任した武見氏は、2023年4月の林芳正外相(当時)以来の日本の閣僚として中国を訪問した。
両国関係は、昨年8月に始まった福島原発の処理済み放射性物質の放出や、中国によるスパイ容疑での日本人拘束など一連の問題で緊張している。
武見氏は記者団に「隣国として可能な限り相互協力関係を維持、発展させるべきだ」と語った。