中国の習近平国家主席とハンガリーのオルバン首相は、中国の一帯一路構想を通じて二国間関係をさらに強化することで合意した。
習氏は木曜日、フランス、セルビアに続く欧州歴訪の最後の訪問地であるハンガリーでオルバン氏と会談した。
ハンガリーは中国との関係を重視している。 欧州連合が過剰な経済依存を軽減することで中国との関係の「リスクを軽減」しようとする中、EU加盟国ハンガリーは中国との経済関係を強化している。
中国国営新華社通信は、習主席が中ハンガリー関係は「史上最高」の状態にあると述べたと報じた。
報告書はまた、習主席が両国は「二国間協力に新たな強力な推進力を与える」べきだと述べたと伝えている。
報道によると、両首脳は「一帯一路」構想の一環としてハンガリーとセルビアを結ぶ鉄道の建設を進めることで合意したという。 また、中国企業からの投資を通じて両国の関係を強化するとも述べた。
会談後、オルバン首相は記者団に対し、世界は今や多極化しており、この新世界秩序の柱の一つは中国であると述べた。
首相はまた、原子力エネルギー生産分野における中国との協力拡大に意欲を表明した。
ハンガリーは今年下半期に輪番EU議長国を務めることが予想されている。
関係者らは、習氏がブダペストとの関係を強化することでEU加盟国間にくさびを打ち込もうとしていると指摘している。