米国の大手新聞は、ガザ地区での戦闘の一時停止と引き換えに人質を解放するという提案をめぐってハマス指導者らの意見が分かれていると報じた。
カタールなどが公表した会談で、交渉担当者らは、イスラム組織が拘束している人質の解放と引き換えに、イスラエルがガザ攻撃を6週間停止するという提案について話し合った。
ウォール・ストリート・ジャーナルは金曜日、交渉に近い関係筋の話として、ガザ地区ハマスの最高指導者ヤヒヤ・シンワール氏らが、ハマス部隊の再結集が可能になると信じているため、この提案を受け入れることに前向きであると伝えた。
同紙は、指導者イスマイル・ハニヤを含む同グループの亡命政治家らが恒久的な停戦交渉を望んでいると付け加えた。
ハニヤ氏は金曜日に声明を発表し、イスラエルの攻撃の完全な停止とガザからのイスラエル軍の撤退を求める意向を強調した。
米国は交渉に関与した。
アントニー・ブリンケン国務長官は日曜日から木曜日までイスラエルとカタールを訪問する予定で、明らかに合意仲介を目的としている。
ガザ保健当局は土曜日、イスラエル軍がガザ南部の町カーンユニスなどで作戦を継続しており、イスラエルの攻撃による死者数が2万7238人に増加したと発表した。