岸田文雄首相は火曜日、病院船を2025年度から運航できるよう整備計画の素案をまとめるよう閣僚の関係閣僚に要請した。
政府の作業部会の初会合で、災害や感染症発生時の海上医療活動拠点として船舶を活用するよう指示した。
政府は年末までに船舶整備計画を策定できるよう、これらの船舶の運航体制など詳細を詰める。
計画されている病院船は、被災者を医療を提供しながら他の地域に避難させ、被災地近くの港に拠点を置いて医療を提供する。
政府は最終的には病院船を所有したいと考えているが、当初は民間フェリー、特に国防省と契約しているフェリーを利用する予定だ。
岸田首相は会談で、同船は1月1日に能登半島で発生した地震の被災者支援と救援物資の輸送に使用されたと述べた。
「海に囲まれた我が国では、海から被災地に接近し、医療を提供することが有効な場面もある」と述べた。
岸田氏はまた、将来の大規模災害を見据え、予算の確保や海外の好事例の検討、人材育成の推進などを求めた。