日本の防衛省は、北朝鮮が木曜朝、数発の弾道ミサイルを発射したと発表した。 いずれも日本の排他的経済水域外に落下したとみられ、船舶や航空機への被害は報告されていない。
同省によると、発射は午前6時13分ごろに行われ、弾道ミサイルの少なくとも1発は最高高度約100キロに達し、350キロ以上の距離を飛行した。
いずれも朝鮮半島東海岸沖に沈んだとみられる。
日本の岸田文雄首相は、政府が情報を収集し状況を監視していると述べた。
岸田氏は「北朝鮮の弾道ミサイル発射は国連安全保障理事会決議に違反する。日本はその行動を強く非難する。すでに抗議を行っている」と述べた。
韓国合同参謀本部は、北朝鮮が日本海に向けて短距離弾道ミサイル10発以上を発射したと推定している。
首都平壌の国際空港がある順安市から打ち上げられたという。
韓国政府は、米国や日本と緊密に情報を共有し、詳細な分析を行っているとしている。
韓国の聯合ニュースは、発射には飛距離によっては北朝鮮のいわゆる「超大型ロケット砲」が関与した可能性があると報じた。
北朝鮮による弾道ミサイル発射は今年に入ってから7回目。 これはまた、月曜日に北朝鮮が弾道ミサイル技術を使って人工衛星の軌道を周回しようとして失敗したことに続くものだ。
国連安全保障理事会は金曜日、日本、米国、韓国の要請を受けて、衛星打ち上げへの対応を話し合う緊急会合を開催する予定だ。
北朝鮮は、発射は自衛権によって正当化されるとして、会談に反対しているとしている。
国営通信社が発表した声明の中で、北朝鮮は「主権の平等の精神」を維持することが国際社会の根本的な問題であると述べた。