ロイター
日本の厚生省と地方自治体は土曜日、「紅麹」として知られる紅麹を含む栄養補助食品に関連した可能性のある死亡や入院の報告を受けて、大阪にある小林製薬の工場を立ち入り検査した。
LDLコレステロール値を下げると宣伝されているペレットの一種「紅麹コレステヘルプ」と呼ばれる製品の原料を製造していた西日本の工場が12月に閉鎖された。
しかし、大阪の製薬メーカーの紅麹製品に関する健康被害の懸念が高まっていることを受け、厚生労働省と大阪市が立ち入り検査を行うことを決定した。
小林製薬は金曜日、紅麹サプリメントの摂取に関連すると考えられる死亡者がさらに1人増え、死者数は5人になったと発表した。
110人以上が健康上の理由で入院し、700人近くが健康上の問題で医療機関を受診したか、受診を希望している中、同社は金曜日に大阪で開催された記者会見で、健康状態を報告した約800人に補償する計画を明らかにした。製品を消費した後の問題。
日本の厚生省によると、同社の製品から「プベルル酸」と呼ばれる意図外の成分が検出された。
この結果は、木曜日に保健省が招集した専門家グループ会議で大阪に本拠を置く同社が明らかにしたもので、青かび由来のプベルル酸が健康上の問題に関連するバッチサプリメントから検出されたことを示している。
同省によると、この物質は強力な抗菌薬および抗マラリア薬であり、有毒である可能性があるが、摂取した場合にどの程度の健康リスクが生じたり、腎臓障害を引き起こす可能性があるかはまだ不明だという。
同社は2021年2月にCholeste Helpを展開し、今年2月末までに約100万パッケージを販売した。
小林製薬の紅麹サプリメントを摂取した13人が腎臓病などの健康上の問題を抱えたと同社が発表したことを受けて、先週以来、健康不安が高まっている。
地元メディアによると、製薬会社が把握していた被害を明らかにするまでに2カ月以上かかり、消費者庁は6000品以上の機能性食品を対象に緊急検査を実施する計画を発表した。
小林製薬の紅麹を食品原料として含む製品の自主回収が全国に拡大し、酒や菓子、パン、味噌などさまざまな商品が影響を受けている。
これまでの報道によると、同社は紅酵母発酵米を52社のメーカーに供給していた。