国連パレスチナ難民機関長官は、ガザ地区の人道危機が悪化する中、日本が同機関への資金提供を再開することに期待を表明した。
国連近東パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のフィリップ・ラザリーニ事務局長は金曜日、来日中にメディアに語った。
昨年10月に職員の一部がハマスのイスラエルに対する致命的な攻撃に関与したとの疑惑を受け、日本を含む主要援助国はUNRWAへの資金提供を停止した。
ラッザリーニ氏は、ガザを悩ませている「飢餓と飢餓」を逆転させるのは「時間との競争」になったと述べた。
同氏は、UNRWAの資金不足は、UNRWAが支援する地域社会だけでなく、同機関のスタッフにとっても悩ましいことだと述べた。
同氏は、「ガザにおける前例のない人道危機を考慮すると、ガザで最大の拠点を持つUNRWAのような機関が活動を継続できることが明らかに重要である」と述べた。
カナダ、スウェーデン、フランスなどは今月、UNRWAへの資金提供を再開すると発表した。 このため、日本は同組織への6番目の拠出国であるため、日本の決定には注目が集まっている。
ラッザリーニ氏は、同庁と日本との70年にわたるパートナーシップについて語った。
同氏は、東京が資金拠出を再開し、同庁への政治的支援も提供することへの期待を表明した。
UNRWAの最大の資金提供者である米国に関して、ラッザリーニ氏は、米国が2025年3月まで資金提供がなく、これがUNRWAの活動に影響を与えると機関に通知したと述べた。
ラッザリーニ氏は、東南アジアなどの新たな寄付者に働きかけ、協力を求める取り組みを強化すると述べた。