日本の研究者らは、東京近郊の千葉県東海岸沖に位置するプレートの境界でスロースリップとして知られる現象が起きているようだと述べている。
この地域は火曜日以来、一連の地震に見舞われている。 金曜日の朝、マグニチュード5.2の地震により、千葉県と埼玉県で震度0から7までの震度4の揺れが発生した。
衛星データを使用して地殻の動きを監視している国土地理院の研究者らは、月曜ごろから千葉の房総半島の下で地殻の動きの変化を検出したと発表した。
研究者らは、分析の結果、海洋プレートと大陸プレートの境界でゆっくりとした滑りが進行しているようだと示唆していると述べている。 この出来事により最大約2センチメートルの変位が生じたと推定されている。
1996年から2018年の間に、千葉東海岸沖でスロースリップ現象が6回観測された。これら6つの期間中に地震活動の増加も観測された。
京都大学防災研究所の西村卓也教授は、国土地理院のGPS観測データを解析した。
西村氏は、千葉沖でのスロースリップ現象は7~10日間続く見込みだと述べた。 ただ、約1カ月は地震活動に警戒する必要があると付け加えた。
同教授は、人々は通常通りの生活を続けるべきだが、地震への備えも必要だと付け加えた。