NHKは、日本の検察当局が、派閥が関与した資金調達事件を巡り、松野博一元官房長官ら主要与党自民党幹部らの事務所に任意の取り調べを要請したことを知った。
東京地検は火曜日、政治資金規正法違反の疑いで自民党安倍派と二階派の事務所を家宅捜索した。
各派閥は、政治資金報告書に収入として金額を記載せずに、募金イベントのチケットをノルマを超えて販売した議員の事務所に賄賂を支払った疑いがある。
故安倍晋三首相がかつて率いていた安倍派は、幹部6人を含む大半の議員事務所に賄賂を支払っていた。
検察は多額の金を受け取った派閥議員の事務所を自主的に取り調べた。 彼らは現在、松野氏を含む幹部らの事務所に任意で事情聴取を行うよう求めている。
松野氏は2019年9月から2021年10月まで派閥の書記長を務めたが、先週官房長官を辞任した。
安倍派は募金活動イベントからの収入を組織的に過小評価していた疑いがある。
検察は、派閥指導者や賄賂の受領者として、議員らがこの行為についてどう考えていたかを調べている。