中国が台湾への軍事的圧力を強める中、麻生太郎元首相は日米間の連携強化を呼びかけた。
日本の主要与党である自由民主党の副総裁である麻生氏は水曜日、ワシントンで開催されたシンクタンクの会合で講演した。
同氏は「われわれは今、次に割られる窓として台湾に注目すべきだ」とし、「『割れた窓』が次々と増加することを防ぐために、国際的な抑止力をしっかりと確立しなければならない」と付け加えた。
麻生氏は、中国の覇権主義活動やその他の安全保障上の脅威に対抗するために日米がより緊密に連携し、韓国やオーストラリアなどとの協力関係を拡大することが重要だと強調した。
麻生氏はまた、「台湾の軍事統一は国際秩序を混乱させるだけ」であり、「容認できない」と述べた。
同氏は、対話を通じて中国に対し、大国として国際秩序の安定に責任を負うよう説得する必要があると述べた。
米国との関係に関して、麻生氏は米国に対し、CPTPPとして知られる環太平洋貿易協定に再参加するよう促した。
米国が協定に復帰し、韓国なども枠組みに再参加すれば、「安全保障と経済の側面が密接に結びついた構造が見られ、地域の安定と繁栄はさらに強化されるだろう」と述べた。