東京—日本の与党は金曜日、石破茂元防衛大臣を党首に選出し、来週首相に任命する。
現在、与党自民党連立政権が議会を支配しているため、党指導部での勝利はトップの地位への切符となる。
石破氏は防衛政策の専門家とみなされ、アジア版NATO軍事同盟と日米間のより平等な安全保障同盟を提案した。石破氏は台湾民主主義の支持者。世界で最も災害が多い国の一つに災害管理機関の創設を求めている。
石破氏は、同国初の女性首相を目指して立候補していた頑固な保守派の高市早苗経済安全保障相を破った。
PLD議員と会費を支払った約100万人の党員によって決定された投票には、女性2人を含む過去最多の9人の議員が出席した。それはこの国の有権者のわずか1%にすぎない。
辞任する岸田文雄首相は党内の汚職スキャンダルに取り組んでおり、自民党は予想される総選挙に向けて国民の信頼を回復することを期待して新しいリーダーを探していた。
一部の専門家は、党内の混乱により、日本は「回転ドア」による指導部の交代と政治的不安定が見られた2000年代初頭のような時代に戻る可能性があると指摘している。
相次ぐ短命政権により、日本の首相が長期的な政策目標を設定したり、他の指導者との信頼関係を築いたりする能力が損なわれている。
岸田氏と閣僚は火曜日に辞任する。石破氏は議会投票で正式に選出され、本日中に新内閣を発足させる。
主要野党であるリベラルな立憲民主党は、自民党の不祥事にもかかわらず、勢いをつけるのに苦労している。しかし専門家らは、新たに党首に選出された中道派の野田佳彦元首相が党の保守的な転換を推進しており、より広範な政治再編を引き起こす可能性があると指摘している。
著作権 2024 NPR