日本、米国、韓国の国防長官は、地域の共通の安全保障上の懸念と、この分野における三国間協力を実施するための措置について議論した。
日本の木原実防衛相、ロイド・オースティン米国防長官、韓国のシン・ウォンシク国防相は日曜日、シンガポールで約1時間会談した。
3首脳は会談後、共同声明を発表した。
両首脳は、北朝鮮が5月27日に軍事衛星を打ち上げようとしていることに懸念を表明し、北朝鮮に対しさらなる不安定化活動を即時中止するよう求めることで一致した。
国防指導者らは、今夏、陸海空軍を含む複数の分野で新たな三国間演習を実施することで協力を強化することで合意した。
また、地域の安全保障上の懸念にどのように対処するかを議論するため、三国間シミュレーション演習を実施することも決定した。
両国は、インド太平洋地域の平和と安定に貢献するため、情報共有や三国間演習を含む三国間の安全保障協力を制度化することで合意した。
3人の当局者は、中国の海洋活動の活発化を念頭に「インド太平洋海域で現状を変更しようとするいかなる一方的な試みにも強く反対する」と繰り返した。
両首脳は、台湾海峡の平和と安定の重要性について合意し、両岸問題の平和的解決を求めた。