岸田文雄首相は日曜、日本はイランのイスラエルに対する報復を「強く非難」し、中東をさらに不安定化させるエスカレーションだとみなしていると述べた。
岸田外相は、シリアの首都ダマスカスにあるイラン総領事館への最近の致命的な攻撃に対抗して、イランが土曜夜に始まり翌朝まで続いたイスラエルに対する前例のない攻撃を開始したことを受けて「深く憂慮している」と述べた。
岸田氏は訪米から帰国後、官邸で記者団に「特に在外邦人保護のため、関係省庁に情報収集と諸外国との対応調整を要請した」と述べた。
前日にイランがイスラエルに向けてミサイルと無人機を発射したことを受け、2024年4月14日、日本の岸田文雄首相が東京の首相官邸で記者団と会見する。 (共同)
上川陽子外相も日曜の声明で、日本は「状況のさらなる悪化を防ぐために必要なさまざまな外交努力を追求する新たな決意」を表明したと述べた。
イスラエル軍報道官は、イランから200機以上の無人機とミサイルが発射されたと発表した。 これはイラン政府がイスラエル領土に対して行った初めての直接攻撃である。
日本の外相は「中東地域の平和と安定は我が国にとって極めて重要であり、関係者に対し状況の沈静化を要請する」と述べた。
10月7日のイスラエル南部に対するハマスの奇襲攻撃を受けて中東の治安状況は急激に悪化し、ガザ地区でイスラエルによる継続的な攻撃が始まり、保健当局によると地元では3万3000人以上が死亡した。 。
今回の事態のエスカレーションは、4月1日にダマスカスにあるイラン領事館を爆撃したイスラエルに対し、イランが報復すると誓ったことを受けて起きた。 この攻撃により、イスラム革命防衛隊の上級司令官を含むイラン将校7人が死亡した。
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