日本の著名議員がニューヨーク訪問中にトランプ氏との会談を希望しているとNHKが報じた
竹本善文
[東京(ロイター)] – 公共放送NHKによると、日本の与党高官が来週ニューヨークを訪問し、共和党大統領候補ドナルド・トランプ氏との面会を目指す予定だという。
元首相で現在は自民党副総裁の麻生太郎氏は4月22日から25日までニューヨークを訪問すると、彼の旅行計画に詳しい関係者が匿名を条件にロイターに語った。
NHKが関係者の話として報じたところによると、同氏はニューヨークで口止め料事件で裁判中のトランプ氏との面会を求めているという。 麻生氏の渡航計画に詳しい関係者はロイターに対し、麻生氏がトランプ大統領との面会を望んでいる可能性があると語ったが、さらなる詳細については明らかにしなかった。
トランプ氏の2017年から2021年の大統領任期中に副首相を務めた麻生氏は、1月に米国訪問中にトランプ氏と面会しようとしたが、面会できなかったとロイター通信が先に報じた。
日本は、トランプ氏が政権に復帰し、保護貿易主義や同盟国間の関係を緊張させる恐れのある他の物議を醸す政策を復活させる可能性がある11月5日の大統領選挙に向けて、トランプ氏に近い国々との関係構築に努めてきた。
安倍晋三元首相は、2016年の大統領選挙でトランプ大統領が勝利した後、外国指導者として初めて会談し、その後、ゴルフコースで何時間も過ごしながら緊密な絆を築き、こうした物議を醸す問題の一部を沈静化させることに貢献した。
(取材:竹本善文、文:ジョン・ゲディ、編集:フランシス・ケリー)