山崎真紀子著
[東京 16日 ロイター] – 日本の外為責任者の神田正人氏は金曜日、昨夜の円高で金融介入の憶測が高まったことを受け、当局は外国為替市場で必要な措置を講じると述べた。
国際問題担当副財務大臣の神田氏も記者団に対し、最近の円の動きはかなり急速だったと述べたが、当局が円を支援するために外国為替市場に介入したかどうかについては言及を避けた。
日本円は木曜日に3%近く急騰し、2022年後半以来の1日当たりの最大の上昇となったが、地元メディアはこの動きを、38年ぶりの安値で低迷する通貨を支援するための一連の公的買いによるものだと分析した。
神田氏は記者団に対し「(日本と他国との)金利差は縮小しており、最近の円の動きは投機的だと考えるのは自然だ」と語った。
同氏は「最近の為替の大幅な変動には、ファンダメンタルズと一致しているかどうかという点で当惑している。投機に煽られた過度の変動が輸入価格を押し上げ、家計に悪影響を及ぼすことになれば非常に懸念する」と述べた。 。
神田氏は、今年初め以来、日本の通貨は1ドル=約21円下落しており、これは1990年以来最大の動きの一つであり、最近では約5%下落していると述べた。