体操/日本男子の主な目標は中国を破ってオリンピック金メダルを獲得すること

東京2020オリンピック体操男子団体で惜しくも優勝を逃した日本は、最大のライバルである中国を破ってパリ大会で金メダルを獲得することを決意しており、残り1か月の試合でそれを最優先事項としている。

3年前、ロシアは日本を0.103点差で破った。その数字は、そのつらい記憶を消し去るためにオリンピックに復帰する3人の日本の体操選手とそのヘッドコーチの脳裏に焼き付いている。

「私たちは0.103という僅差で負けた苦い経験がありました」と個人総合タイトル保持者の橋本大樹は先週東京でのチーム練習後にロイターに語った。

「金メダルを獲得して、表彰台からの景色を楽しみたいです。」

日本と中国はウクライナ戦争により団体戦への出場が禁止されているため、ロシア抜きで対戦することになるため、復讐はそれほど甘くないかもしれない。

ソビエト連邦がボイコットし米国が優勝した1984年のロサンゼルス大会を除き、1952年のヘルシンキ五輪以来、この3カ国はすべての男子団体金メダルを獲得している。

「東京でロシアに0.103で負けた後、リベンジの気持ちを胸にパリのために頑張ってきたので、いないのは少し寂しい気持ちはあります」と水鳥寿ヘッドコーチは語った。 元団体金メダリスト。

「それでも、メダルを獲得できる大きなチャンスなので、やるべきことをしっかりやっていきたいと思います」

リオからパリへ

日本が勝利すれば、団体金メダルの記録は8個となるが、選手らは、バランスの取れたチームと中国よりも優れた総合「Dスコア」のおかげで、その達成に絶対の自信を持っていると語った。

6台すべての器具でのチームのルーティンのシミュレーションに基づくと、日本のDスコアは中国を上回る可能性が高く、残り数週間で鍵となるのはルーティンを微調整し、ミスを最小限に抑えることになると水鳥氏は述べた。

東京オリンピックのあん馬で銅メダルを獲得した萱一真選手は、「中国は長い間日本よりもDスコアが高かったので、驚きだった」と語った。

そういう意味では今回は最強の5人が揃っています。

橋本監督率いる日本は、決勝進出チームに総合エースの張伯恒がいなかったにも関わらず、合計スコア255.594点で中国をほぼ2点上回り、10月の世界選手権で優勝した。

今回オリンピックのメンバーに24歳の張選手が加わったことで、中国は恐るべき力となり、日本にはミスの余地はほとんどないと水鳥氏は語った。

張監督は橋本に苦戦を強いることになりそうだが、橋本は指の負傷をまだ抱えており、先週の練習では60パーセントのパフォーマンスを発揮できなかったと本人が語った。

「痛みが完全に消えるとは思わないが、できるだけ100%に近づきたい」と彼はパリ大会前に述べ、個人総合と女子のタイトルを守ることを目指していると付け加えた。合計3つの金メダル。

水谷氏は、パリのチーム構成は2016年のリオで優勝したチームに似ていると見ていたと語った。その5人チームには2012年のロンドン大会で金メダルを獲得した4人のメンバーと白井健三という若いメンバーが含まれていた。

「今回は経験豊富なメンバーと新しいメンバーがいるから、比較的似たような感じでバランスがすごくいい」と水谷さん。

「そして、リオチームに内村選手(オリンピック7回メダリスト航平選手)がいたのと同じように、我々にも橋本選手がいるので、同様の結果が期待できると思います。」

橋本と萱に加え、20歳の谷川航、杉野貴明、岡慎之助がチームに加わる。

体操競技は7月27日から8月5日まで行われ、男子団体決勝は7月29日に行われる。

tim

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