サウジ皇太子、国王の健康状態を理由に日本訪問を延期

東京 – サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は国王の健康への懸念を理由に予定していた4日間の日本訪問を延期したと日本政府報道官の林芳正氏が明らかにした。

5月20日に予定されていた訪問は、皇太子の訪日としては2019年以来となる予定だった。林氏は東京での定例記者会見で、両国は時期については言及せず、訪問を延期すると述べた。

日本政府によると、サウジの事実上の統治者は訪問中に岸田文雄首相と会談する予定だった。

皇太子として知られるMBSも日本企業と会い、液体水素のサプライチェーンを強化する契約に署名する予定だと日本のメディアが報じた。

この中止のニュースは、サウジ国営通信社が、ムハンマド皇太子の父、サルマン・ビン・アブドゥルアズィーズ国王が肺炎症を患っており、ジッダのアル・サラーム宮殿で抗生物質の投与を受ける予定だと報じた後に伝えられた。

皇太子は2022年末にも日本を訪問する予定だったが、予定されていた到着直前に旅行がキャンセルされた。

日本とサウジアラビアは近年、より深い関係を築いている。 岸田氏は2023年7月にサウジを訪問し、水素やアンモニアを含むグリーンエネルギープロジェクトに関する取り組みの立ち上げを発表した。 また皇太子に対し、半導体や電池への投資を増やすよう促した。

サウジアラビアのファンドがビデオゲーム大手任天堂の大株主となっており、最近ではテクノロジーが新たな協力分野となっている。 王国の新しい投資会社アラットはソフトバンクグループと提携し、リヤドに産業用ロボットを製造するための完全自動化された製造およびエンジニアリングセンターを建設している。

昨年12月、両国は、国家間の投資を刺激することを目的としたサウジ・日本ビジョン2030協定を推進するため、日本の斉藤健商務大臣らとの会談を含むハイレベルの公式会談を開催した。

この協力は、観光から電気自動車や半導体に至るあらゆる分野に数十億ドルを投資することでサウジ経済を変革するというムハンマド皇太子の計画である、より広範なビジョン2030プログラムの一環である。 ブルームバーグ

smith

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