エネルギー株高と円安を受けて日本の日経平均が反発(アップデート1)


読売新聞資料写真
東京証券取引所

[東京(ロイター)] – 原油価格の上昇がエネルギー関連株を押し上げる中、円安や他のアジア株の好調も投資家の信頼感を高め、月曜日の日本の日経株は上昇した。

日経平均株価は0.77%高の36,026.94で取引を終え、先週後半に下落した後、36,000円台に戻った。

日経平均構成銘柄225銘柄のうち、196銘柄が上昇し、28銘柄が下落した。

より幅広いTOPIXは1.27%上昇し2529.48となった。

ヨルダン駐留米軍に対する無人機攻撃を受けて原油価格が急騰し、中東での供給混乱への懸念が強まる中、エネルギー株が相場を主導した。 または

鉱業株は3.74%上昇し、東京証券取引所の33業種サブ指数のトップとなり、石油・石炭製品株指数が3.66%上昇してこれに続いた。

個別では、石油・ガス生産会社国際石油開発帝石が4.11%上昇し、日経平均で3番目に大きな上昇率となった。

同時に、円安が輸出業者を支援し、Topix上位30銘柄の中でホンダ自動車とトヨタ自動車がそれぞれ3.85%と3.15%上昇し、最も値上がりした。

トヨタ自動車は、子会社豊田自動織機が開発したディーゼルエンジンの認証試験で不正が発覚したことを受け、午後に一時値を下げたが、反発した。

円は直近では1ドル=147.92円付近で推移していた。

円安は企業が海外利益を日本に送金するため、海外利益の円換算額が増加する。

市場が今週、米連邦準備理事会(FRB)の最新の金融政策決定や企業収益などいくつかの主要イベントに備えている中、中国株を筆頭にアジア株の上昇が地合いをさらに押し上げた。

三井住友DSアセットマネジメントのチーフ市場ストラテジスト、市川正博氏は、決算シーズンが始まると個別企業の業績に注目が集まり、それが株式市場に「浮き沈み」をもたらす可能性があると述べた。

「しかし、日経平均の根本的な上昇が変わるとは思わない」と同氏は語った。

tim

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