昨年3月までの1年間では前年比642人増となり、2年連続の増加となった。 教育省によると、この額は小、中等学校、特別支援学校の全教師の0.71%、つまり140人に1人に相当するという。
精神疾患による休職教員はここ数年5千人前後で推移していたが、新型コロナウイルスの感染拡大が始まった20年度からの2年間で1300人以上増加した。
教育専門家らは、この増加の一因は感染予防対策の必要性など、パンデミックによる仕事量の増加によるものだが、生徒の保護者からの苦情が増加傾向にあることも挙げている。
専門家らは、日本では教員不足が深刻な問題であり、若者が仕事量の多いとされる職業を避けていると指摘する一方、病気や出産を理由に休暇を取る教員が増えているとも指摘した。
文科省は事態を「深刻な課題」と捉え、事務手続きの削減や長時間労働の是正など働き方改革を推進する。
職員状況調査によると、教員を年代別にみると、30代が1,867人で最も多く、次いで50代が1,786人、40代が1,598人、20代が1,288人となっている。
日本人が教師を避ける理由:長時間労働、低賃金、勤務中に死亡するリスク
日本人が教師を避ける理由:長時間労働、低賃金、勤務中に死亡するリスク
一方、性暴力で処分または戒告を受けた教師の数は2022年度に242名に増加し、10年連続で200名を超え、同調査によると男性教師が全体の98%を占めた。
このうち、生徒に対する犯罪で処罰されたのは119人で、その中には生徒と性的関係を持った教師42人が含まれ、次いで暴行で32人、盗撮で21人が続いたと同氏は述べ、約30パーセントの違法行為が勤務時間中に起きたと付け加えた。休み時間やクラブ活動中など。
報告書によると、日本の教師をめぐるもう一つの大きな問題である体罰で処分を受けた教師の数は397人で、2021年度から54人増加し、減少傾向に転じた。