日本の健康志向の高まりと喫煙習慣の減少を受け入れる鉄道事業者が増える中、日本の新幹線の車両内の喫煙室は来春完全に消えることになる。
JR東海、西日本旅客鉄道、九州旅客鉄道として知られる東海旅客鉄道は10月中旬、東京、大阪、福岡などの主要都市を結ぶ高速鉄道から喫煙室を撤去する決定をそれぞれ発表した。 。 。
喫煙室の撤去により生じた空いたスペースは、車内に長時間閉じ込められた場合などの緊急時に乗客用の飲料水を備蓄するために活用される予定だという。
提供された写真は、東海道新幹線の車内の喫煙ルームです。 (写真提供:JR東海)(共同)
JR東海は2020年まで一部車両の座席での喫煙を認めていたが、2007年に導入したN700系改良型車両には密閉型喫煙室が設置された。
現在、東海道、山陽、九州の各新幹線には2、3両に喫煙ルームが設置されているが、すべて撤去される。
JR西日本も新倉敷駅(岡山県)や新尾道駅(広島県)など山陽新幹線8駅の喫煙所を撤去する予定だ。
JR東日本と北海道旅客鉄道はすでに高速鉄道の車内を禁煙にしている。
この最新の動きは、日本の喫煙率の低下が続いていることを反映しており、2022年の厚生省の調査では、男性の喫煙率は25.4%で2019年に比べて3.4ポイント減少、女性の喫煙率は7.7%で1.1ポイント減少したことが示されている。
日本政府も2020年に施行された改正健康増進法に基づき、受動喫煙への懸念に対処する取り組みを強化している。
JR東海の発表に対し、多くのネットユーザーは「健康増進への一歩」との投稿もあり、このニュースを歓迎しているようだが、中には失望の声も上がった。
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