イランの首都テヘランでは、日曜日にヘリコプター墜落事故で死亡した同国の故エブラヒム・ライシ大統領らの大規模な葬儀が行われている。
ヘリコプターはイラン北西部の東アゼルバイジャン州で墜落した。 ライシ氏とホセイン・アミール・アブドラヒアン外相を含む乗員8人全員が死亡した。
テヘランでは水曜朝から葬儀が始まり、死者を悼む群衆が集まった。
市中心部のテヘラン大学では、最高指導者ハメネイ師が棺の前で祈りをささげた。
黒い服を着た追悼者が近くの通りを埋め尽くした。 彼らはライシさんの写真や肖像画、そして「私たちはあなたのことを忘れません」というメッセージを掲げた。
イランの精鋭部隊イスラム革命防衛隊の幹部らは、ガザ地区でイスラエル軍と戦闘を行っているイスラム組織ハマスの幹部、イスマイル・ハニヤ氏らとともに式典に出席した。
イラン国営テレビによると、ハニヤ氏はライシ氏に感謝の意を表し、パレスチナ人民の目標が達成されるようイランが抵抗勢力を支援し続けると約束したと述べた。
葬儀にはイラク首相、トルコ外相、中国副首相、ロシア下院議長などの外国高官が予定されている。