座りすぎは死につながる:日本の教授






2023年9月22日、埼玉県所沢市の早稲田大学でパソコンに向かって立ち仕事をする岡耕一郎教授。研究室のメンバーも立ったり座ったりを組み合わせて仕事をする。 【毎日・宇田川遥】

東京 — 座りすぎは健康に悪いということを聞いたことがあるかもしれませんが、実際に私たちの健康にどれだけ悪影響を与えるのでしょうか。また、この問題にどう対処すればよいのでしょうか?

過去10年にわたって世界中で広く研究されてきた結果、座りすぎが死亡率と密接に関係していることが現在では明らかになっていると、健康行動科学の教授が毎日新聞に語った。

早稲田大学の岡耕一郎教授によると、長時間座りすぎると健康に悪影響を与える主な理由の一つは、体の中で最も大きな脚の筋肉が動かないことだという。 座っていると新陳代謝が低下し、血流が低下し、血糖値や中性脂肪が増加し、さまざまな病気の要因となります。 血圧にも影響します。






早稲田大学に勤務する岡耕一郎教授=埼玉県所沢市で2023年9月22日午後、宇田川遥撮影

オーストラリアの研究グループが45歳以上の22万人を約3年間追跡調査したところ、1日平均11時間以上座っている人の死亡率は、4時間未満の人の死亡率よりも1.4倍高かったことが判明した。一日。 日。 座って過ごす時間と死亡率の関係を調査した世界中の34件の研究を総合した分析によると、リスク増加の閾値は約8時間だという。 研究では、座って過ごす時間が、肥満や糖尿病の発症、癌や肺血栓塞栓症による死亡、さらには認知機能の低下と関連していることも判明しています。

特に日本人はリスクが高い。 国民健康栄養調査によると、男性の 38%、女性の 33% が、平日に合計「8 時間以上」座っている時間を費やしていると報告しています。 これは国際レベルと比較して最も高い割合です。

岡さんは次のように説明しました。 目的は「壊す」こと。 長時間座っていると手足の筋肉の収縮がほとんど起こらないため、座った姿勢を頻繁に中断する必要があります。 » さまざまな研究では、座っている合計時間が同じであっても、座り続けた人とそうでない人では死亡率が異なりました。

教授は「30分ごとに約3分間、または1時間ごとに少なくとも5分間、立ったり少し動いたりすること」を勧めています。 これには、足を踏み鳴らしたり、軽いスクワットをしたり、立った状態でかかとを上げたりすることが考えられます。 同氏は、週末にジムでたくさんの運動をすることは、やらないよりは良いが、座りすぎによる悪影響を軽減する鍵は、強度ではなく頻度であると付け加えた。

国政府も対策に乗り出している。 厚生労働省は、健康増進を図るため2013年に定めた「身体活動基準」の10年ぶり改定に、新たな概念として「座りっぱなしの行動」を盛り込む予定だ。 同省は「座りっぱなしの姿勢で長時間過ごさないこと」を推奨しているようだ。

岡氏は、「企業が従業員の健康を維持するために、座りっぱなしの行動に対する対策を最優先事項に加えてほしいと願っています。

【宇田川遥】

smith

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