Respond

何故退会を選ぶのか

動機はともかく

最近では大学などでもスポーツ健康科学を専門としている学科が登場するなど、日本でも健康教育というものの影響がどれほど大きいのか改めて考えられるようになっていった。そのせいか、最近の中学校では女子がダンスの授業が必修になっているというが、これはバブル経済前に日本で流行ったエアロビクスを参考にしていると、そんな回顧的なことなのかもしれない。ダンスをしているぶんには体を動かして健康になれればそれでいいだろう、ただ運動と言っても全ての競技に精通している人もいれば、逆にこの競技だけはどうしても苦手という人もたくさんいる。学校などの授業では一番辛いところだろう、特に球技ともなれば長年やっている人とそうでない人との差が浮き彫りになってしまうため、下手なのは周知の事実なのに無理やり教育として行われることを苦痛に感じる人も出てきてしまう。これはまぁ筆者もその内の一人なわけだが、授業に出たくなかったので高校最後の授業の折には受験を理由にして最後の体育授業をすべてすっぽかしたという、周りには見え見えの逃げをしていたくらいだ。

ただ運動がからっきしダメということでもない、専門性の違いというものだ。練習すれば上手くなれるかもしれないが、さすがにそれを長期的にやっていける環境に身をおくわけでもないとなると、持続的に行っていけるスポーツをしていきたいと個人的には思う。フィットネスクラブにしてもそうだ、退会理由にあったつまらないというのは単純に言えばその人自身が興味を持てるプログラムが用意されていないクラブに入ってしまったがために起きた現象で、自分のやりたいと少しでも思うクラブへ移動するという手段を取ると、目に見えてフィットネス通いを再開した、なんて人ももしかしたら入るかもしれない。

ところが現実はやはり甘くはないようで、退会を選んでしまう人は後を絶たない。どうして退会してしまうのか、先に紹介した理由も勿論関係しているが、他にも色々とあるらしい。

研究材料にもされていた

色々と調べてみると、フィットネスクラブ通いをやめてしまう人がどうして出てしまうのかを、修士論文にして発表しているなんて人もいるようだ。確かに論文テーマとしてはスポーツ健康科学としては興味深く、また今後退会者を容易に出さないような研究材料的にも出来る資料がある。未来ある若者が残したその資料を参考にしてみると、実に興味深いデータばかりとなっているので、退会理由としてあげられる事情とは何かを、少し上げてみよう。

主な退会理由

この調査によって挙げられている退会理由についてだが、その中にはしょうがないというものもあれば、少し改善すれば解決できるのではないか、というようなものまである。それら理由について、明確な理由なのかどうかという点を基軸として、大別してみるとこうなる。

不可抗力な理由 曖昧な理由
明確な多忙背景 不明瞭な多忙背景
プログラムがない 面白くない
体調不良 入会だけが目的だった
転勤や引っ越し 他の習い事を始めた
本人の死亡 迷惑行為

こんなところが現在までに退会していった人々がフィットネスクラブに提出した明確な理由として挙げられている。不可抗力な理由というのはしょうがない、それも目に見えての忙しさといったキチンと説明できるものならいいだろうが、ただ忙しいという一言だけで実際には時間を余るように持て余しているなんて事例はよくある。それか仕事の都合で引っ越しをしなければならなくなったとあれば、それもまた不可抗力でどうしようもない。他にも大量不良によって通えなくなった例や当人が死んでしまったというのもある話。こうした点を見ると退会理由としてあげている内容については、クラブ側も言葉に出さないだけでかなり疑っていると節はあるだろう。

それでも経営側にとってすればそうした理由を持ってして退会阻止といった手段を講じる訳にはいかない、素直に受け入れるしか無いのだがこういうときに所謂ブラック企業などはやめられないように脅しをかけてくる、なんてことをするのかもしれない。

単純に

退会者といっても正当な理由で辞めなくてはならない人がいる一方で、他の会員とトラブルを起こした責任・または毎月払うものを払わないでいたらそれも登録抹消という、退会よりもひどい結果だが体裁としては退会扱いとする点はクラブとしての品格を守りたいという面もあるかも知れない。