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こんなポイントに気をつける

ただ作れば顧客が入る、なんて原理は通用しない

一時期、今現在ブームとなっているものを取り込んでいけば必然と顧客が訪れる、例え立地条件に優れていなくても宣伝さえしていればお客は来るから安心だと、そんな安直に考えていた経営者がいた時もあった。冷静になって考えてみるとそんな無茶苦茶な理論で良く経営をしようと考えたものだと、何となく呆れ返ってしまうところ。そうした時代は日本もまだそれなりに経済循環が今と違って潤沢だったということ、また日本人が流行りものに弱いという点を狙った戦略なのかもしれない。今の御時世、そんなほとんど何も考えていないも同然といえる経営を行ってまともに業界を生き残ろうとしても、あっという間に大手企業に淘汰されてしまって廃業へと導かれてしまう、なんてことになりかねない。

大手にしてもそう、有名だから必然と顧客が信頼して訪れてきてドンドン売上は増していくと勘違いしていると、足元から掬われるなんてのもよくある話。最近だと高慢ちきな態度と完全に消費者を舐めきっていた某有名ファーストフード店の会社が不祥事に対してまともな解決策などを発表しないまま、尋常ではない顧客離れを引き起こしてしまって、年内には店舗閉鎖に本社勤務の社員に早期退職者の希望を募るといった、改革に迫られている。

市場の動きを完璧に把握し、今の人達がどんなものを好んでいるのか既に把握しているなどといった態度で、大きく構えていても顧客は見ているところは見ているもの。フィットネスクラブにしてもそう、例えば施設内が異様に清潔感から程遠いといったことであれば、そんなところで運動をしたいと考える人はいないだろう。気持よく運動するためにも本来、この場所がどんなことをして、どういう点をきちんとしなければならないのか、それは国に許可を申請する際に見えてくるもの。それが出来ていない店舗や企業というのもあるため、どうにも手が付けられない。

ではフィットネスクラブを経営する際、どんなところに気をつけておきたいのか、主に言われている点を見てみよう。

フィットネスクラブ経営の要注意点

1.立地条件が優れているか

まず最初にフィットネスクラブというものを何処に作るかだ。色々な場所にフィットネスクラブは存在しているが、ほとんどのクラブで共通点としてあげられるのは『駅チカ』であるということ。筆者の地元近所にあるフィットネスクラブも全て、駅から徒歩数分程度の場所にて経営している。それもそう、多くの人が会社帰りなどによって軽く運動してから帰宅する、というのが最近の利用方法だからだ。休日に訪れてみっちりと、なんて人もいるかもしれない、少数派だと思うが。

手軽に行けて、帰り道の途中で寄れるといった場所に設置することがフィットネスクラブに関心を持ってもらえる最初のポイントとなる。

2.施設が充実しているか

興味があって訪れたとしても、そこではいっ入会という段階へいきなり飛ぶほど消費者は簡単ではない。施設に来ても様子見という人が大多数となっているため、ここからは経営者としてどうしたら会員として利用してもらえるかを見極めてもらわなくてはならない。そこへ持っていくためにも、次に施設に関する情報を詳細に、そして分かりやすく、また利用しやすさをアピールするという事が求められる。

例えば月々支払う料金が高いと感じるか否か、例えば施設内にあるスポーツ施設が充実しているか、例えば施設の広さなどが単純に広いかどうか、といった点を知ってもらうことが一番肝心だ。こうなると最初のうちに何かとキャンペーンを実施して入会勧誘を行っているところもあるが、こういう場合その場しのぎで結局すぐに退会してしまった、なんて例が多いはず。継続的に長くいてもらうためには、それだけ施設として、フィットネスクラブとして充実していなければ顧客は訪れることはない。

3.顧客層を推し量る

ただ施設を拡充し、衛生面にも気をつけてという点を重視すればいいわけではない、むしろこれはフィットネスクラブに求められる最低条件だろう。それ以外に大事なことは、クラブ周辺に在住している人たちの年齢層や性別といった物がどのようになっていのか、大まかに調査することだ。フィットネスクラブは今でこそ老若男女問わず使用されているが、それでも地域によっては利用者は何かしら特徴を持っているもの。

例えば家族連れが多く、働き盛りの男性やその子供などが訪れた場合には大人と子供ではトレーニング内容は別物なのは明白。同じものを同じ分だけしろと要求するクラブなどない。ここから見えるのは何も施設が充実させるだけではダメで、利用者の水準を良く調査してからどんなトレーニングに優れているのか、特徴を作り出すというのもフィットネスクラブが長期にわたって経営していくためのコツといえる。

規模によってサービスを変える

フィットネスクラブと言っても立地条件などから大きさが指定されてしまう場合もある、小型店の場合は『一点特化型のクラブ』として、中型店の場合は『平均3~5のバランス型クラブ』として、大型店の場合は『多種多様のサービスを展開しているアミューズメント型クラブ』として、それぞれの特徴を持ってして経営を行っている。

こうして見るだけで、フィットネスクラブというものを経営していくとなったらただ作れば顧客は来る、なんて甘すぎる。