Respond

市場の大きさと成長の可能性

世界から見ればまだまだ

フィットネスクラブは実質、現在で人気というよりは定番のアミューズメントパーク的な立ち位置になっていると認識すべき物になっていると、そう言えるのではないかと考えている。色々と要因はあるが、とにかく大型のフィットネスクラブともなれば、ビル丸ごと買い取っているというものすごいことをしているところもある。これも結局は企業の資金力によるところが一番大きいわけであって、民間の素人が独自に始める場合にビルを買い取って、なんていうと話のスケールが壮大過ぎてしまうため可能性としてあるかもしれないが、そんなことをしていればまだ違う事をしたほうが堅実かもしれない。

というのも、ここ数年において市場規模はそのまま巨大であることに変わりはないのだが、市場が大きいからといってそのまま売上高が毎年安定しているところでもないからだ。ちなみに、業界大手の売上高のサンプルとしては、

コナミスポーツの場合:売上高826億円

ティップネスの場合:売上高307億円

GOLD'S GYMの場合:約70億円

先に紹介したフィットネスクラブの売上高、2011年の記録を紹介したがこれだけでも相当需要があるというのがよく分かる数字だ。これなら一見すると成功する可能性も高く、容易に経営者として勝ち組への一歩を踏み出すことが出来るという風に思う人が出てきても仕方ないだろう。しかしだ、これは数年前の記録であって現在のとはやはり少しばかり状況は異なっている。というのもそれらを象徴するものとして、ティップネスを始めとしたフィットネスクラブに対して巻き起こっているある問題が関係していた。

ティップネスを手放したサントリー

昨年暮れ頃、ティップネスにおいてとある1つの事態が巻き起こる、それは当時親会社であったサントリーがティップネスを手放したという出来事だ。先に話したが、現在ではティップネスは日テレホールディングスが親会社としてその権利を持っている、しかしティップネスの売上高を見てもこれは業界内では上位10社に食い込んでいるほどのものだ。どうしてそんな会社を手放してしまうのかという問題にあるが、サントリーはサントリーなりに問題を抱えており、またそれがこの先においてティップネスを手放しても十分利益はあげられると考えての策だったのこと。とはいえ、親会社が変わってしまうというのは中々一大事で、下手をすればフィットネスクラブとしてこれまで培ってきたティップネスの良さが削がれてしまう、なんてことも十二分にあるからだ。真面目な話、親会社が変わるだけで社内体制を大幅に変更するというのはよくある話、それが必ずしも良い方向へと傾くことはなく、むしろ業績が良ければその分だけ本来いいところとして行っていたものが、親会社を仕切る独裁者により好き勝手に変更させられた挙句、ろくな事にならないといったそんなこともあるからだ。

ただティップネスの例に及ばず、こちらも業界としてみればそれなりに大きなところなのだが、明治ホールディングスが所有していた明治スポーツプラザがセントラルスポーツという、こちらはフィットネス業界で最大手の一角としても知られている企業へと売却されてしまうという、そんな出来事も巻き起こっている。手放す理由はそれぞれなのかもしれないが、売上高に見合った収益が上げられていない、ということも少なくとも関係しているのかもしれない。結局は維持費なども永続的に負担を強いられることになってしまうため、経営をするだけでも楽ではない、ということに繋がるのかも。

だがその分だけ業績とすれば、多少なりとも上下することはあっても、大手は大手としてその揺るぎない地位を明確にしていると言える状態にある。

民間クラブの成長率

大手企業のフィットネスクラブの手放しに関しては別段珍しい話ではなくなってきているといったほうがいいかもしれない、というのも圧倒的なコナミにしてもグループ全体ではあまり経営としての側面がすこぶる順調ではないと言われている位なので、惨状という惨状がひどくなっている事を知る。

そんなにひどくなっているのにどうしていまだフィットネスクラブは増え続けているのかという疑問に出くわす人もいるはず、確かに経営そのものが立ちゆかなくなってきている企業もあるが、その一方で市場としては20年近く前と比べるとその大きさを巨大化させ続けているという事実があるからだ。それだけ多くの人が使用しているという事実があるわけだが、こうした内情はアメリカやイギリスを始めとした国々と比較すると、まだまだ数として見ても圧倒的に少ないというのを思い知らされる。

米国の、日本でも深夜に放送されているインチキっぽい通販番組を鑑賞したことがある人は多いだろうが、フィットネスクラブというものは米国全土では約30,000ものクラブが存在していると言われているほどだ。日本も毎年上下するが新規オープンしている店舗もある。民間クラブでは一進一退を繰り返しているところも多いが、運動できる場所としてこれほど便利なところはないと考えている人は多いようだ。

そんなフィットネスクラブにもどうしても解決したくても、解決できない大きな問題というものがある。